地方創生、地域活性に関わりたい!
自分の好きなまちに関わりたい!
こういう想いを持つ学生って増えてると思う。
自分の好きなまちがあるってとても素敵なことだし、盛り上げたい!のこしたい!って気持ちはすごく宝物だと思う。
私も、ご縁があって岩手県大槌町という町を舞台に学生時代、活動をしてきました。
自分にとって特別な地域のよさを伝えたいとか、その人たちと関わり続けていたいっていう気持ちはすっごくわかる。あったかい人たちの中で、笑い会う生活いいよな〜って笑
私も、大学卒業したら、必ず大槌に移住をしてまちづくりするんだ!って本気で意気込んでいました。地域おこし協力隊で地方に住んで楽しそうなことしてる人とか、移住してる人見るといいな〜って思ってたしなんか自分の道生きてる!って感じがしてかっこいいなと思ってた。
でも、私が出した結論は「東京に残る」
なぜ地域に関わりたい私が、東京に残ることを決めたのか、今後地域に関わりたい学生のキャリアの参考になればいいなと思って綴ります〜
地域に関わりたい人の3つのパターン

私は、地域に関わりたい人には主に3つのパターンの人がいると考えてます。
1つ目は、地域に移住をしてその町の暮らしを楽しみたい人
例えば自分で農業をしたりとか、漁業に携わったりとかそういう感じ。スローライフ的な生活を送りたいという人もここに当てはまるかな。
2つ目は、地域に移住をして町の人たちのために働いたり、内部から地域を変えたい人
これは、例えば町の行政に入り地域住民のための活動をしたり、地元単位でのまちづくりをしたい人。直接的に笑顔にしたい人が地元の人たちって感じかな。
3つ目は、地域の良さを発信したり、プロジェクトを行ったりして地域に人を呼び込みたい人
いわゆる「地方創生」をしたい人。その町を盛り上げて、町のよさを広めたい!残し続けたい!そんな人たち。
ここで伝えておきたいのは、前提として3つのパターン、どれがいいか悪いかとかいう話ではなくて、自分の関わりたいタイプがあるねっていう話。
私はどれかと言われると3つ目の人。
地方創生をしたい!って言うとちょっと違うんだけど、私は大槌町の人たちのあたたかさを伝えたいし、のこしつづけたい。
心がほっとしてあったまるような、生きててよかったと思えるような人の繋がりを紡ぎたい。
都内にいる若者に、こんなあったかい世界あるんだって知ってもらって、大槌のみなさんには、まるで孫ができたかのように喜んでもらったりだとか、そういうお互いに大切な存在になるようなご縁を紡ぎたい。

なぜ東京に残るのか
こんなに大槌について熱く語るし、こんなに愛が深いと、なんで大槌に行かないんですか?とかよく聞かれます。
私も去年の夏ごろギリギリまで悩んで、大槌の方々とも相談させていただいていました。
ありがたいことに、ひなたちゃんがくるならって地域おこし協力隊の枠を設けるように動くよって言ってくださったりとか、本当に色んな方にお世話になりました😂
だけど、私が決めたのは「東京に残る」
私なりに色々考えて、長期的に大槌に理想の形で関われるようになるための選択です。
自分が本当にやりたいことは?
私が考えたのは自分が本当にやりたいことは移住によってできるようになるのかということ。
きっと私が大槌町に移住をして仕事をすることになったら、喜んでもらえる人は確実にいる。ありがたいことに「ひなたちゃんがくるなら」って動いてくださる方はたくさんいたし、自分も多分それなりに幸せに暮らせる。
町のみなさんと一緒に働かせていただいて、地域の方とおしゃべりしたり、時にはお祭りに参加したりとか。きっと私個人ではすごく幸せに暮らせると思うんです。
私”個人”では。
でも、それって私が本当にやりたいことなのか?
私がやりたいことは、人と人のご縁を紡ぐこと。
大槌町に生きる人たちのあたたかさを伝えて、誰かにとっての「心のふるさと」を届けたい。
活動を通して、大槌町が好きだとか、いいなって思う人が増えたら嬉しい。
つまり、外部から人を呼び込み、地域の人との交流を生み出すことがしたい。
これは、移住してできるのか???
自分に「できること」と「できないこと」

こうした想いを叶えたいから、何を選んだらその道に近くのかをとても考えた。
私が組んでたツアーがうまくいっていたのは何故だろう?
それは、私が現地の人たちには持っていないものを持っていたからだと思った。
私は、普段は東京にいる学生だったので、色んな地域に行きたい学生や想いを持つ学生に出会うことができた。普段の活動の中で出会った学生を、大槌に連れていくことができる。
一方で私は大槌に住む人たちほど大槌に詳しくはないし、魅力も伝えきれない。だから、大槌の地元の方にお願いをして、連れて行った学生を案内してもらったり、ご飯を食べさせていただいたりしていた。
振り返った時、これって結構いい形だったなと思った。
町に住む人たちは、町おこしをしたくても、東京や外部とのお繋がりを持ちにくいので人を集めるのに苦労している。
私は人は集められるけど、大槌には町の人ほど詳しくはないから地元の方達に地域の魅力などを教えてもらいたい。
つまり、私が「できること」と「できないこと」が、大槌の人たちの「できること」と「できないこと」と真逆だったと言うこと。
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私ができる→人集める
私ができない→地域の本当の魅力を語る
大槌の方ができる→地域の魅力を語る
大槌の方できない→人を集める
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強みと弱みで判断しよう

大槌に移住したら、まちのことは詳しくなれるし、田舎暮らしはできるけど、私が呼び込みたい若者との繋がりは少なくなる。
これって、町の方たちが地域をPRしたくてもうまくできなかった状態と同じにならない?
しかも、私は地元の人たちほど大槌に詳しくなることは、どこまでいっても不可能。
だったら自分の不得意なところは地元の人にお願いすればいいと思うし、逆に地元の方が難しいところを私がやればいいと思った。
本当に地域のために何かをしたければ、自分がその地域にとって”持っていないものを持つ人”にならなければいけないと思うんです。
自分の強みと弱みが、町の人たちにとっての強み弱みと凸凹になってハマり合った時、一番お互いにとって価値のある状態になるんじゃないかな。
だから私は、20代前半のうちはまだ東京に残ることに決めました。
自分にしかできないことをたくさんして、たくさん集めて大槌に還元できる人になりたいなと思って。
今、自分が地域に入るよりも、今のうちに自分にしかないものを集めた方が、将来的に笑顔にできる人の総量が増えることになると思ったんです。
まとめ
地域に関わりたい!という人には大きく分けて3パターンある。
①地域に移住をしてその町の暮らしを楽しみたい人
②地域に移住をして町の人たちのために働いたり、内部から地域を変えて行きたい人
③地域の良さを発信したり、プロジェクトを行ったりして地域に人を呼び込みたい人
→自分がどのタイプかによって地域への入り方は変わってくる。
①や②の場合は自分が関わりたい地域で仕事を見つけ、移住をするのが良い気がする。
ただ、③の場合、自分が今の状態で移住した時にどのくらいできることがあるのか、考えなければいけない。
町にとっては+1人、人口が増えましたということは喜ばしいことだとは思うけど、それって長期的にみて本当にプラスのことなのだろうか?
自分が地域の人と同じ状況になった時、果たしてそこから人を呼び込めるほど今の自分に力があるのか?
地域を広めたり、人を呼び込んだりするには、地元の人たちが今までもっていなかったものを持っていける人にならなければいけない。
自分がどんな状態で地域に関わることが一番いいのかを考える必要があると思います。
すっごく長くなったけど、私が東京に残り、活動をし続けると決めた理由でした。
地方創生をしたい!と志す学生に何か少し参考になったらいいな。
ひなた☀️
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