コロナをきに地方移住をしたいという人が増えたり、地方への注目は高まってきていると思います。
地域活性をしたい!という学生や将来的に地方に移住をしたいという学生の声もよく聞きます。
今年春からは総務省が『地域プロジェクトマネージャー』という制度をスタートさせます。これは、今まで実施されてきた『地域おこし協力隊』の一歩先、地域活性の重要プロジェクトを行政・民間・地域の間をかけもちながら成功へと導くことのできる人材を地方へ送り込むための制度です。
要は、地域活性を本気で事業としてやっていくことのできる力を持った人材を確保するための仕組みです。
この記事では、こうした流れから地域で活躍できる人になるためには、どんな力が必要なのかを考えていきます。
なんで「地域プロジェクトマネージャー」がつくられたの?
そもそも、地域活性の入り口として有名な制度「地域おこし協力隊」があったのに、なぜ「地域プロジェクトマネージャー」という新制度がつくられたのでしょうか。
これには、さまざまな見解がありますが、一つの要因として地域活性化で抱える大きな問題「人材のミスマッチ」というものがあります。
地域が求めている人と、地域に行きたいと思って地域に入った人の間ですれ違いが起きている。
地域おこし協力隊などはまさにその例としてもあげられやすいのですが、地域としては、地元を盛り上げてくれる若者や外部人材を受け入れたいと考えます。若い人たちがきてくれたら地域が活性化されるだろうと考え、地域活性に成功している町などの事例を想像して何かあたらしいPJをしてくれるんじゃないかなどの期待とともに受け入れ枠を用意します。
一方、地域に行きたい!という若者は地域の暮らしに憧れたり、地域に行ってみたら何か自分のやりたいことができそう!現地に行ったら何かできるんじゃないか。という動機で、地域おこし協力隊に応募します。
この結果何が起きるかというと、地域に受け入れをしたはいいものの、実際に地域活性になるプロジェクトを立案して実行までに移せる人がいないという状態になります。
若者は、地域に行ったら何か貢献できることがあるんじゃないかという動機で行っているわけですから、想いはあっても事業としてプロジェクトを進めていけるほどの実力はないわけです。
地域の方は地元を盛り上げてくれる若者を受け入れたいと考えいるわけですから、求めているのはきちんと実力もあり、自分たちの町のためになる活動をプロジェクトや事業として行ってくれる人なわけです。
ここで、ミスマッチがおこる。
地域:「あれ?受け入れたはいいものの、中々現状変わらないな〜」
若者:「来たら何か地域のためになることできると思っていたけど、農家さんのお手伝いとかしてるだけだな〜」
そんな風になってしまいかねないんです。
こうしたミスマッチの状況を含めて、より事業として継続的に地域活性に貢献できる人と地域を結ぶ仕組みとして「地域プロジェクトマネージャー」という制度がつくられました。
地域で本当に求められているものは何?

これらのことを踏まえて、地域で本当に求められているのは何でしょうか?
それは、ただ地域をよくしたい!と想いを持っている人ではなく、きちんと地域が盛り上がる事業や仕組みを整えられる力を持った人だといえます。
力というとすごくざっくりとしていますが、その地域のよさを広めるためにはどんな人たちにどんなもののニーズがあるかを調べるマーケティングの知識も必要でしょうし、広報をするときのPR力も必要でしょうし、それを行政からいただいたお金で回していくファイナンスを考える力も必要なわけです。
こうした、総合した経営力というものを身につけた人材こそ地域で本当に求められている人なのではないでしょうか。
また、こうした人が地域で本当に活躍できる人であると思います。
まとめ
本当に地域で活躍できる人になるためには?
◯事業として続けていけるような経営力を持った人になる必要がある
実際に、私は学生時代3年間を岩手県の大槌町という町でプロジェクト活動を行いましたが、経営的な力はすごく必要だと実感しました。ツアーなどを開催させて頂きましたが、たまたまご寄付いただいたお金でまかなっていたり、自分のバイトしたお金での補填という形で行っていたので、長期的ではないな〜と感じていました。
私もまだまだこれからです。
本当に地域で活躍できる人になれるように、日々力をつけていこうと思います。
ひなた☀️
私が地方移住を考えていたけど、東京に残ると決めた理由の記事はこちら↓
地方創生や地域活性に関心がある!という想いを持つ学生への進路相談なども行ってます😊
お気軽にお問い合わせください。
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◆大槌プロジェクト代表
【人を結び、縁をつくる】
岩手県大槌町と都会の学生を結ぶ地域活性プロジェクト
岩手で出会った人のあたたかさを届けたいという想いから設立。ツアーなどを行う。
◆学生団体 お茶の間 設立者
【優しさの巡る社会をつくる】
自身が大学入学時に心から活動できるサークルがなく、仲間が欲しいと思っていたことから、社会を良くしたいと心から願う学生の活動場をつくる。後輩のサポートを行う。
◆SUKIMACHI 運営
【”まち”繋がる。”すき”広がる。】
地元(すきなまち)を発信する学生を増加させ、若い世代の「遊ぶ、働く、暮らす」選択肢を広げることを目的とした学生組織。運営に携わり、定期的にイベントを開催。
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