原因はこれだった!社会貢献活動の継続が難しい理由

社会貢献

こんにちは。


地域活性・国際協力・コミュニティづくりなどっかくなら人のためになることや、社会をよくすることを継続させていきたい!そう思う学生は多いのではないでしょうか。


私もそのような思いを抱え、大学1年生から国際協力・地域貢献など様々な分野で活動をしてきました。


どんな人かはこちらの記事をどうぞ↓





この記事では、「社会貢献」と呼ばれる分野がなぜ継続が難しいか、仕事にするのが難しいと言われるのかを業界の特性から考えてみようと思います。


社会貢献とは?

社会貢献(しゃかいこうけん)とは、社会利益に資する行いをすることをいう。
社会貢献とは、法人または団体個人による公益、あるいは公共益に資する活動一般を意味し、はじめから社会に資することを目的として行う直接的な社会貢献と特定の事業や行為をすることが結果として社会貢献につながる間接的な社会貢献とがある。

Wikipwdiaより


Wikipediaでは上記のような定義をされていましたが、上記で見てもわかるように社会貢献とは幅広い活動のことを指し、定義がすごく曖昧です。
イメージがしやすいボランティアなど直接的な支援をする活動もあれば、企業がまちに雇用をつくり出しているのも、立派な社会貢献と言えます。


ただ、子どもたちへ支援や貧困層への支援など地域貢献的な活動をを仕事にしたい! コミュニティづくりを仕事にしたい!などを考えたときに、その入り口が狭いような気がしませんか?


社会貢献的な活動の継続がなぜ難しいか?


では、なぜそうした活動の継続は難しいのでしょうか?


答えはとてもシンプルで、利益をあげることが難しいからです。


経済と社会の仕組みを考えながら見ていきましょう。


日本は、資本主義社会で成り立っています。資本主義社会は、価値あるものとお金を交換して価値を循環させていく仕組みです。


例えば、ドーナツを買うとしましょう。美味しいドーナツを作ってくれた「ありがとう」の対価として私たちは100円というお金を払います。
企業はそのお金を利益とし、働いてくれている従業員のお給料にしたり、次の新商品の開発に投資をしたりします。



そうして企業は利益をあげ続けることによって、企業活動を継続させていきます。
利益をあげ続けているから、人が雇えたり、サービスを提供し続けたりできるわけです。


一方、社会貢献的な事業はどうでしょうか?
例えば、地域で低所得家庭の子どもたちの学習支援をする活動があったとします。


この活動の場合、サービスをうける対象者は「子どもたち」と言えます。


先ほどのドーナツの例では、サービスを受け取る対象がその対価としてお金を支払っていました。


一方で、低所得家庭の子どもたちへの学習支援はどうでしょうか?
サービスを提供する対象が、「子どもたち」です。つまり、サービスを受ける側はお金を持っていません。
また、この事例の場合、低所得層への学習支援としているため保護者の方からお金をお支払いいただくことも難しいと言えるでしょう。

つまり、サービスの受益者はそもそもお金を持っていないことが多く、支援される対象となるため、直接的に利益をあげるのが難しいのです。


ただ、活動を継続させていくには、それに携わる人々がご飯を食べて行かなければいけません。
貢献的な活動をしているからといって、自分がご飯を食べられなくなったら、それは意味がないわけです。


活動内容をアップデートしたり、改善したりしていくためにも開発の資金はかかります。


続けるためにはお金が必要



これは、変えられない事実です。利益のために活動を行なっているわけではないということは前提ですが、一方で利益をあげなければ活動が継続できないということもまた、紛れもない事実なのです。



まとめ


経済と社会の仕組みを説明し、社会貢献的な活動を続けていくことの難しさを考えていきました。


結局、社会貢献的な活動は


サービス受益者からお金を頂くことが難しい⇆続けるためにはお金が必要である


というジレンマがあるわけです。



◎利益をあげ続けることが難しい


この特性から、社会貢献的な活動は継続が難しいと言えるのです。
一方で、こうした特性がありながらも活動を継続させている団体はたくさんあります。


私が昔から尊敬をしているNPO法人カタリバさんなどは、子どもたちの支援の分野でありながらしっかりと利益をだし、活動を継続させています。
https://www.katariba.or.jp/outline/annual/


こうした事例が示してくれているのは、不可能ではないということです。
利益をあげ続ける仕組みさえ作ることができれば、活動を継続させることができるというわけです。


社会貢献を仕事にしたいのであれば、利益をあげ続ける仕組みを作れる人にならなければいけません。


以上、社会貢献活動を継続するのが難しい理由についてでした。


進路に悩んでいるけどどうしたらいいの?という学生さんはご相談も受け付けています。
時間の許す限りはサポートできればと思います。(たくさんになってしまうとお話しの日が1ヶ月後とかになってしまう可能性があるので迷っている方はお早めにご連絡いただければと思います( ; ; ))

    それでは今日も良い1日をお過ごしください🌱


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    ◆中村ひなた(22)


    ◆お仕事
    教育系のベンチャー企業で発達障害をお持ちのお子様へ向けた事業開発を行っています。

    ◆大槌プロジェクト代表
    【人を結び、縁をつくる】
    岩手県大槌町と都会の学生を結ぶ地域活性プロジェクト
    岩手で出会った人のあたたかさを届けたいという想いから設立。ツアーなどを行う。

    ◆学生団体 お茶の間 設立
    【優しさの巡る社会をつくる】
    自身が大学入学時に心から活動できるサークルがなく、仲間が欲しいと思っていたことから、社会を良くしたいと心から願う学生の活動場をつくる。後輩のサポートを行う。

    ◆まちのみば 運営
    【”まち”繋がる。”すき”広がる。】
    毎月1回、地域好きの若者が集まり、地域のことに関して語り合うコミュニティ。
    ゆるく集まりながら日本のよさを語ります。


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